all, every, each の違いとイメージ
allやevery、eachは非常に似た表現であるので、その違いが区別しづらいです。
言葉ではこの違いを説明することは困難なので、図を用いてそのイメージをつかむのが良いと思います。
また、これらの語に修飾される名詞が「複数形」になるのか「単数形」になるのかは重要な文法事項です。
TOEICでも頻出の文法事項ですし、英作文や英会話でも頻繁に使う表現なので、しっかりマスターしましょう。
allは集団の全体に着目した表現です。
ですので、allを用いた場合は、集団の構成員には着目されていません。
上の例文で見ると、「学生」をひとまとめとした集団に注目しています。
一人ひとりの「学生」には意識が届いていません。
そして、allの後は「複数形」であるのでstudentsになります。
一方で、everyは集団に属する各構成員にまで着目されています。
上の例文で見ると、「学生」という集団の、「学生個人」には意識が届いているイメージです。
また、everyは3つ以上の集団に対して使えますが、eachは2つ以上の集団に対して使えます。
そして、everyの後は「単数形」です。
主語が単数形の時は、時制が現在形の場合、動詞に三単現のsをつける必要があることに注意です。
eachはeveryと同様に集団に属する各構成員にまで着目されています。
しかし、eachは、より集団の構成員という意識は弱く、あくまで個人一人ひとりにフォーカスが強く当たっている感じです。
上の例文で見ると、「学生個人」一人ひとりに強く着目しているイメージです。
そして、eachの後は「単数形」です。
主語が単数形の時は、時制が現在形の場合、動詞に三単現のsをつける必要があることに注意です。